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2009.06.12

私が慶應ビジネススクールを目指した理由

今日は、なぜ私が慶應ビジネススクールに行こうとしたか。
ここで改めて自分の棚卸しをするためにも、書くことにします。

KBSの受験希望の方や友人から、何度となく同じ質問を受けていたので、
ちょうどよい機会かなと思ったので。
赤裸々にいきます。

私は、将来経営者になりたい。
漠然とでありますが、昔からそう思っていました。

自己紹介を兼ねて、簡単にプロフィールを書いておきます。

高校は高田馬場にある、都立戸山高校というところで、
のんびりとした3年間を過ごしました。(サッカーばかりしてました)

その後、ご多分に漏れず「浪人」というモラトリアムを経て、
大学に入学します。
2001年4月のことです。

大学は慶應の理工学部の管理工学科というところで、
森雅夫先生のもと、
OR(オペレーションズリサーチ)という分野の研究をしていました。

矢上に通って、研究室に篭もって、時間を忘れて研究して、
それはそれは本当に楽しい研究生活でした。

私がMBAを意識したのは、ちょうど大学3年から4年にかけて、
まさに就職活動の時期でした。

時さかのぼること5年前の2004年2月。
当時のエントリーを振り返ると
就職活動時代の自分に出会えます。

当時の僕が感じていたのは、
将来経営者になるためには、今何をすべきなんだろうかということでした。

研究も面白いものでしたし、研究室の仲間、先輩にも恵まれ、
理工の大学院に進学することも選択肢として残しておきました。
なので、理工の院試にも合格していて、
そこから進路を改めて検討したのです。

ちょうどその頃、慶應のビジネススクールの存在を初めて知りました。

経営者になる前に、経営を体系的に学びたい。
矢上から、日吉の駅に向かって帰る坂道を歩きながら、
そんなことを考えていました。
ビジネススクールに対して興味を持ち始めたのが、ちょうどこの時期です。

では、いつMBAを取得するのが理想的なのか。
海外のMBAでは平均して20代後半で取得するのが一般的との情報を得て、
それならばと、30歳を1つのターゲットに考えました。

30歳であれば、
キャリアチェンジもできるだろうし、
キャリアアップもできるだろうし、
自分で事業を起こすことももちろんできるだろうし、
人生の選択肢の幅を持たせることができるだろうと考えたのです。

そうなると、慶應のビジネススクールに入学するのは27歳か28歳。
となると、卒業後に社会人として働ける年数は、3年から4年。

学費がかかることも知っていましたし、
キャリアを中断することによる、機会損失があることも重々承知でした。

ビジネススクールへは、自費で進学するつもりでしたので、
なるべく給料もよくて、
かつ、様々な経験が積める(つまりプロジェクト形式で働ける)ことが、
自分の中で優先度の高い選択軸でした。

いわゆる大企業に入社して、
年次という枠組みと制約の中で、3年間働くよりも
ベンチャー寄りの会社で、自分を鍛えたいという想いが強かったのでしょう。

そんなわけで、巡りあったのが、インクスという会社です。

当時の私が考えていた選択肢は、次の2つでした。

・理工学部の大学院に進学する
・インクスに就職して、その後ビジネススクールに進学する

今思うと、全然網羅性がないですね。
でもOKです。結果オーライです。

色々と悩んで、結果的にインクスに就職することにしました。

この会社では、コンサルティング部門に配属され、
入社前の思惑通り、本当によく働きました。

たくさんの企業様と一緒にプロジェクトをやらせていただき、
社会人として、酸いも甘いも経験できた、凝縮された3年間でした。

「現状の打破を旨とし、世のため人のためとなる価値を創造し続ける」
今でも、覚えている企業理念です。

周りの先輩も、同期も、後輩も、皆高い意識を持ち、
そんな中で働くことで、プロフェッショナルマインドを身につけられたことは、
今の自分の大きな財産になっています。

そんな環境で働きながら、KBSを2007年の秋に受験しました。

当時を振り返るブログの記事はありませんが、
目が廻るほど忙しい毎日だったのだけは今でも覚えています。

ふと振り返ると、経営者になりたいという想いから、
ビジネススクールに興味を持ち、2008年4月に実際に入学しました。

入学してみて1年と3ヶ月。

自分のネクストキャリアを再考しながら、
改めてキャリアデザインができることは、幸せなことだと最近よく思います。

MBAが万能でないことは承知しているし、
その価値についての議論も様々なことも承知しています。

大事なことは、自分がどう生きていきたいのかを、
本気で考えることなのでしょう。

キャリアは、自分で築くものであって、
その意思決定をするのは自分自身です。

自分が目指すもの、なりたい自分をイメージする重要性は、
こと大学院に入ってから更に強く感じるようになりました。

長くなってしまったので、この辺で終わりにしようと思います。

といいつつ、最後にもう一言だけ追記しときます。

世の中に”頑張っている人”はたくさんいる。
でも、”何かに向かって”頑張っている人は、その中でも特に輝きを増す。
更に、そこに”使命感”が伴っていれば、その人は最強だ。

今、私が強く思っていることは、
「夢中になれる何かを見つけることを諦めてはいけない」
というカーネギーメロン大学のランディ・パウシュ教授の言葉です。

夢中になれるものを、私はKBSに来て見つけました。

もう一度理工学部の3年生に戻ったとしても、
数年後には慶應のビジネススクールでMBAを取得しようと思うでしょう。

近い将来、この日記を見て、振り返っている自分の姿を想像すると、
ちょっと笑えてしまいますが、
この日記を見ている皆さんに何かを残せたら嬉しく思います。

超長文、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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コメント

こんばんわ、じんじんです!

> 世の中に”頑張っている人”はたくさんいる。
> でも、”何かに向かって”頑張っている人は、
> その中でも特に輝きを増す。
> 更に、そこに”使命感”が伴っていれば、
> その人は最強だ

素晴らしい言葉ですね!
よっちんさんみたいに、本気で自分の将来を考えている同士の存在は励みになります!!

私はこの春にMBAをスタートしたばかりですが
(フルタイムではありませんが)
いろいろと意見交換したいですね!

投稿: じんじん | 2009.06.13 02:12

慶應を愛しているんだなって思いました。他の選択肢もあったと思いますから…私は慶應大学の教員は慶應出身者で固めるべきだと思います!他の大学出身者にはSFCの佐藤芳明みたいな宗教勧誘ばかりやってる教員がいて、結局は慶應義塾の名前に泥を塗る奴が多い!もっと勉強して大学の教員を目指されてもいいと思います!頑張って下さい!

投稿: 訪問講師 | 2009.06.13 11:18

時期は違いますが、私も同じように進路で悩みました。社会人になって1年半がすぎた時、経営のことがもっと勉強したい、理解したいと思い、大学院進学、中小企業診断士の勉強をしようと思いました。
社長やっている方、MBA取得者の話を聞いていると実際やった方が早いし、本やマニュアルでないことの方が多いからやってみたらと言うアドバイスが心に響いたので、結局3年勤めて、創業して今では10年になりました。やっぱり起業して良かったと思います。時間がコントロールできるのが一番良いかと思います。
人との出会いも勤めていたときより数倍以上になって刺激になり、決断する場面が多くなったので、日々ケーススターディって感じです(笑)
思い通りになるときとそうでない気付きの時もありますが、こういうのが好きな性質なのでよかったのかもです☆

夢中になれるものが見つかって良かったですね!
夢に向かって突き進んで下さいませ☆
きっと良いことが起こるかと☆

人生、良い経験はしていきたい、作っていきたいものですよね^^

投稿: しん | 2009.06.13 11:50

私もKBSを目指したくなりました。

投稿: kenji | 2009.06.14 18:02

>じんじんさん
メッセージありがとうございます。

KBSでは、1年目は本当に自分の時間を作れない程、
カリキュラム的に濃い1年でした。

今年は修士論文作成をメインに考えつつ、
対外的にネットワークを広げていこうと思っています。

ぜひ意見交換をできる場を設けたいですね。
==========================================
>訪問講師さん
メッセージありがとうございます。

私、慶應、大好きです。

ビジネススクールでは、塾内出身者がだいたい4割程度ですが、
その多様性も楽しんでいます。

教員免許は取得しておりませんが、
ビジネススクールで身に付けたものをベースに
高校生などの高等教育に還元していけないか模索中です。
==========================================
>しんさん
メッセージありがとうございます。

>夢に向かって突き進んで下さいませ☆
>きっと良いことが起こるかと☆
こう言っていただけると、よりパワーをいただけます。
ありがとうございます。

ビジネススクールで学ぶことと、
口が達者になり、頭でっかちになると言われたりしますが、
私は、その両者のバランスが大切だと感じています。

頭で考え抜くこと、実際に行動して道を切り拓くこと。
これらをバランスよく持つことが、
福澤諭吉先生がいう時代を切り拓くリーダーなのかなと思ってます。
==========================================
>kenjiさん
メッセージありがとうございます。

KBSの受験を考えられる際にはぜひご連絡ください。
お力になれるかもしれません。

投稿: よっちん | 2009.06.15 17:45

ひそかに初カキコだったりしますが(笑
いつも楽しく読ませていただきます。

私はM31という年次について、R時代の師匠がよく言っていた「類は友を呼ぶ」(Power of Gravity)という言葉を実感します。もちろんよっちんさんのようにmissionを明確に打ち出している人ばかりではないですが、おそらくその中でもやはり自分自身の周りにはM31の中でも同じ方向を向いている人が集まっているのではないでしょうか。

というわけで、残り半年頑張りましょう。
プロポーザルと書いて、夏休みと読めればどんだけ嬉しいことか(トホホ・・・)

投稿: sho | 2009.06.15 23:37

古いブログに対するコメントで、すいません。
私はプロフェッショナルマインドというものを研究しており、この単語で検索しており、本ブログを見つけました。
MBAに対する強い意気込みを感じますが、
あまり無理せず
がんばってください。

投稿: ks | 2010.04.03 18:25

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受信: 2009.06.12 21:35

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